感謝の気持ちを込めて贈るお歳暮は、何年も続けて贈るのが一般的です。毎年どのようなものを贈ればいいのか、もらって嬉しいものはどのようなお歳暮なのか悩んでしまう人も多いでしょう。本記事では、喜ばれるお歳暮の品物をランキング形式で紹介します。また、お歳暮の基本マナーや気になる疑問についても回答しているので、ぜひお歳暮の品物選びの参考にしてください。
お歳暮に何を贈れば良いか分からないと悩んでいる方のために、郵便局のネットショップで人気の「もらって嬉しい人気お歳暮ランキング」について解説します。
※2023年度「郵便局のネットショップ」実績データより
スイーツやお菓子はお歳暮でも定番のジャンルで、毎年ランクインするほど人気です。比較的日持ちする商品が多いので、お歳暮に贈りやすいのも人気の理由の一つに挙げられます。スイーツやお菓子を贈る場合は、個包装になっているものを選ぶのがおすすめです。とくに取引先や職場に贈るときは、個包装になっていると配りやすいので親切でしょう。さまざまな人の好みに合うよう、複数の味や種類が入った詰め合わせを選ぶと喜ばれます。
いくら、明太子、かまぼこといった海鮮・水産加工品は、高級感があるため、お歳暮用の贈答品として根強い人気があります。年末年始は家族や親戚と豪華な食事を楽しむ家庭も多いため、食卓が華やかに見える海鮮は喜ばれます。おせち料理に使えるほか、ご飯のお供としてなど、さまざまな楽しみ方ができるでしょう。
旬の味覚が楽しめる色鮮やかなフルーツギフトは、高級感もあるのでお歳暮の贈答品として人気です。フルーツは栄養価に優れているため、健康志向の方に贈っても喜ばれます。子どもがいる家庭からも人気が高いお歳暮です。ただし、フルーツは熟すのが早いため、お歳暮を宅配で送る際は、事前に相手に連絡をしたうえで発送するのがマナーとされています。また、最近では野菜の価格が高騰しているため、新鮮な野菜の詰め合わせもお歳暮として人気です。特産品の野菜や、すぐに鍋ができるように野菜や海鮮などがセットになった鍋セットを贈るのもおすすめです。
お肉やハムはお歳暮の定番ともいえる品物です。ハムは賞味期限が長い商品も多く、相手の都合を気にすることなく贈れるのが人気の理由の一つです。とくにワンランク上のハムギフトや、ハムやベーコン、ソーセージの詰め合わせが根強い人気を誇ります。また、年末年始は自宅ですき焼きや焼肉をする家庭も多いため、和牛などの精肉も喜ばれる贈答品の一つです。
上品な甘さの和菓子や、おせんべい、あられといった米菓は、年配の方に好まれることが多い贈答品です。とくに焼き菓子や羊羹などの和菓子は賞味期限が長いのも人気の理由の一つです。自分ではなかなか買うことがない有名和菓子店のお歳暮用ギフトは、特別感があるため喜んでもらえるでしょう。
お茶やコーヒー、ジュースといった飲料は日持ちするので、お歳暮やお中元の定番です。とくにお茶やコーヒーはかさばらないので、保存場所に困ることがありません。くわえて、ジュースは小分けになっているので、取引先へのお歳暮として選ばれることが多く、子どもがいる家庭からも人気があります。来客があったときに振る舞ったり、仕事や家事の休憩中に楽しめたりなど、用途の幅が広いので、もらって嬉しいお歳暮の一つです。
鮭やカニは海鮮のなかでも人気のあるお歳暮の一つです。鮭やカニはもともと高級なイメージが強いので、特別感があります。新鮮や鮭やカニを贈るのはもちろん、鮭やカニの身をほぐした瓶詰めや缶詰は日持ちするので人気です。また、焼き鮭の真空パックは、調理の必要がないので、年配の方や一人暮らしの方に喜ばれます
漬物やお惣菜、調理加工品は、毎日の食事に一品プラスする手間が省けるので喜ばれます。漬物や佃煮は日持ちするほか、常備菜として冷蔵庫に入れておけば、いつでもご飯のおかずとして楽しめるため人気です。また、ハンバーグや煮魚などのお惣菜や調理加工品は種類が豊富で、手軽に本格的な料理が味わえるので、どのような家庭にも喜ばれるでしょう。
常温保存で日持ちするお酒は、定番のお歳暮です。ただし、お酒といっても、ビールや日本酒、焼酎、ウイスキーなどさまざまな種類があります。お酒を選ぶときは、相手の好みに合わせるのはもちろん、普段自分では買わないような特別感のあるものを選ぶと喜ばれます。
どんやそばなどの乾麺は日持ちするほか、かさばらないので贈答品として人気があります。お歳暮は年の瀬に贈るので、年越しそばセットも人気です。
お歳暮の贈答品は、予算内で相手の家庭や嗜好を考慮しながら選ぶと喜ばれます。また、悪い意味を暗示する贈り物は、誤解を与えてしまう可能性があるので避けてください。次の4つの方法でお歳暮を選ぶと、礼儀を重んじながら相手に喜んでもらえる品物が見つかるでしょう。
お歳暮の単価は、贈る相手を問わず3,000〜5,000円が相場と言われています。価格が高すぎるお歳暮は相手にも気を遣わせてしまうので、明らかに相場以上だと分かる贈答品は避けるのが無難です。ただし、とくにお世話になった相手や、両親など近い間柄の相手には5,000〜10,000円の贈答品を選ぶこともあります。
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1〜2人暮らしの家庭や、取引先などに贈るお歳暮は、個包装で日持ちがするものを選ぶのがおすすめです。年末年始に長期旅行に出掛けるケースもあるので、果物や海鮮、精肉といった生ものは、事前に在宅が確認できる相手に限定して送ると安心です。また、法人の場合は多くの取引先からお歳暮を受け取ることも少なくありません。冷蔵保存が必要な贈答品は保管場所に困る可能性があるので、できるだけ常温で保管できる贈答品を選びましょう。
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家族や友人、同僚や上司にお歳暮を贈る場合、相手の好みや家族構成を考慮してお歳暮を選ぶと喜ばれます。食の好みや家族構成をよく知っている人に向けて送る場合は、相手にあった品物を選ぶことで喜んでもらえるでしょう。お歳暮では毎年同じものを贈っても問題はありません。
お歳暮を贈るときは、縁起の悪い品物やタブーとされる品物を避けないと、失礼にあたる可能性があります。次の品物はお歳暮で贈ってはいけないと言われているので、注意しましょう。
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お歳暮に贈る品物が決まったら、相手に失礼がないよう、お歳暮の基本的なマナーを覚えておきましょう。
お歳暮は11月下旬から12月初め頃までに贈るのが一般的です。大晦日に贈ってもお歳暮の時期に該当するものの、年の瀬は年末年始の準備で忙しくなるため、遅くとも12月20日まで届くように贈るのがマナーとされています。遅れてしまったら次のような形で贈答品を贈るのも一つの方法です。
喪中の相手にお歳暮を贈るのが遅くなってしまった場合は、お祝い事にあたるお年賀の時期を避け、寒中見舞いを贈りましょう。寒中見舞いを同等または目下の相手に贈る場合は、熨斗の表書きを「寒中見舞い」とし、目上の相手に贈る場合は「寒中お伺い」とします。
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お歳暮は紅白の蝶結びの水引に熨斗がついた熨斗紙を掛けるのが一般的です。相手に直接渡す場合は包装紙の上から熨斗紙を掛ける「外のし」に、宅配で送る場合は包装紙の下に熨斗紙を掛ける「内のし」にします。渡し方のマナーは次のとおりです。
お歳暮を受け取ったらお礼状で感謝の気持ちを伝えるのがマナーです。家族や友人などであれば、電話やメールで済ませても問題ありません。目上の方や年上の方であれば、手書きの手紙を贈るとより丁寧に気持ちを伝えられるでしょう。また、お歳暮を贈っていない相手からお歳暮をもらったからといって、必ず自分も贈らなければいけないとは限りません。お返しをしたい場合は、受け取った品物と同等または半額程度の品物を「御礼」として贈るか、寒中見舞いとして贈りましょう。
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そもそもお歳暮はどのような相手に贈るのか、喪中のときにお歳暮を受け取ったり贈ったりしても問題ないのか、疑問が残っている人も多いでしょう。
お歳暮は1年お世話になった感謝の気持ちを伝えるために、年の瀬に贈るギフトなので、感謝の気持ちを伝えたい人に贈るのが一般的です。上司や取引先、家族や友人、習い事の先生、仲人、お得意様などに感謝の気持ちを込めて贈る人が多いようです。ただし、お歳暮は長くお付き合いしていきたい相手に贈るものなので、1年だけお歳暮を贈るのはマナー違反とされています。少なくとも3年はお歳暮を贈るか、一度だけ贈りたい場合は表書きを「御礼」として贈るのがマナーです。また、相手の職業や状態によってはお歳暮を贈ってはいけない人もいます。次のような場合は、お歳暮をお断りされる場合があるので覚えておきましょう。
お歳暮は祝い事ではなく感謝を伝える贈り物なので、自分や相手が喪中のときに贈っても問題ありません。ただし、自分や相手が喪中のときにお歳暮を贈る場合は、グレーや薄紫など落ち着いた印象の包装紙を選び、水引や熨斗のない白無地の熨斗紙を使用するのが一般的です。また、四十九日が終わり忌明けしてから贈るようにしましょう。故人宛にお歳暮が届いたときは、受け取っても問題ありませんが、お礼状で感謝の気持ちを伝えつつ、故人が亡くなったことを報告しましょう。次回からお歳暮の受け取りを遠慮したい場合は、その旨も伝えます。
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お歳暮は相手の気持ちや状況、嗜好などをふまえて選ぶと喜ばれます。また、贈る際や渡す際はマナーに気をつけて失礼のないように心掛けましょう。心のこもった品物で、お歳暮のタイミングで相手に感謝を伝えてみてください。
郵便局のネットショップでは、お歳暮にぴったりな冬ギフトを多数取り揃えています。お歳暮には、ぜひ郵便局のネットショップをご活用ください。
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