母の日のご贈答マナー

母の日のご贈答マナー

身内であるお母さまへ贈るプレゼントであっても、マナーは大切です。義母へ贈るものであれば、なおさらですね。せっかく感謝の気持ちを贈ったのに、マナーを無視した結果、逆に不快な思いをさせてしまった、なんてことのないようにしたいものです。母の日に贈るプレゼント、どのような点に注意して贈ったらよいのでしょうか。

母の日ギフト、注意するポイント

元はアメリカから伝わった文化である母の日に、日本人として守るべきマナーは別段存在しません。だからといって、値札がついたままのものや贈り物として不適切なものは避けるべき。「贈答品」としてのマナーに注意する必要があります。

  • 香りものなど好みが分かれるものは工夫する
    柔軟剤に替わって衣料へ香りをつけるものやアロマなど、最近では「香り」の商品が市場にも多く出回っています。アロマオイルなどはリラックス効果もある人気商品。「いい香りはみんな好きなもの。お母さんもきっと喜ぶはず!」と選ぶ方も多いのではないでしょうか。
    ここで注意点が一つ。香りなど好みが分かれるものは、いくら世間で「いい香り」とされていても、当の本人には不快な香りだった、ということもあります。近頃香りに関する商品が多く出回り、公共交通機関や公衆の場では強めの香りを好む方とそうでない方が混在し、クレームにつながった、といったケースもみられるほど。「香り」には注意が必要です。
    万が一アロマオイルなどを贈る場合、ご本人が自由に香りを選べるよう、オイルを何種類か選び、お母さま好みの選択ができるようにしましょう。
  • 洋服などデザインのものはあらかじめ情報を得ておく
    香りと並んで注意したいのが、洋服などの「デザインもの」。色使いや形、素材など好みがはっきりと分かれるものです。もしこのようなデザインものを贈りたい場合は、あらかじめ好みを調査しておき、本人の好みに合わせて選ぶことが重要です。
    時間が許すようであれば、一緒に買い物へ出かけるのもいいかもしれません。素敵な洋服や小物をみながら選んでいくショッピングの時間は、買うもの以上に価値があるはず。いいプレゼントになるかもしれませんね。
  • 食べ物であれば消費期限に注意
    おいしそうな食べ物も、贈ると喜ばれるものですね。しかし、必ず消費期限に注意してください。いくらおいしいものでも、消費期限があまりにも短いと、その期間中に食べきれない可能性もあります。せっかくいただいたものを捨てるのも心が痛むもの。そんな気持ちにさせないためにも、ゆとりをもって召し上がってもらえるよう消費期限に余裕のある食べ物を贈りましょう。
  • アルコールや菓子類は健康に注意
    アルコールや菓子類なども贈答品では代表格。しかしここでも注意が必要です。
    万が一お母さまが糖尿病などの生活習慣病である場合、せっかくいただいたお菓子も食べられない可能性があります。それでもやっぱりたまには甘いものも楽しんでほしいという方は、なるべく低カロリー・低糖質のものを選んで贈りましょう。また、糖質コントロールの代表格「大豆」を使ったスイーツも最近では多くあります。参考にしてみてください。
    またアルコールも同様に、高血圧の方など生活習慣病の方には不向きな贈り物のため注意が必要です。

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夫婦の場合は差出人を連名で贈る

贈り手が夫婦の場合、夫と妻の連名で贈るのが理想です。「二人からの気持ち」と表現でき、受け取るお母さまも「仲良くやっているかしら」と微笑ましく感じるはず。離れて暮らす場合、感謝の気持ちの言葉のあと「私たち家族もおかげさまで幸せに暮らしています」と近況をつづると、更にお母さまも嬉しさが倍増するはずです。

 

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必ずメッセージも添えて!

贈り物が届くとやはり嬉しいものですが、そこにメッセージが添えられているのといないのとでは、大きな違いがあります。リクルートライフスタイルが「母の日」にプレゼントを贈る側ともらう側の双方を対象に実施した意識調査(※)では、「子供からもらえるとしたら何がいいか」の問いに対し「カーネーション」の24.0%、「スイーツ・お菓子・ケーキ」の22.7%を超え、「メッセージカード」が26.0%で一番多い結果となりました。贈り物があったとしてもなかったとしても、お母さまはやはり「ありがとう」の言葉で嬉しくなるようですね。

参考:「母の日」に母が欲しいのは「メッセージカード」/株式会社インプレス(記事内調査データはリクルートライフスタイルより)
https://netshop.impress.co.jp/node/116

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贈り物といっても、一番大切なのは「ありがとう」の気持ちです。贈り物を選ぶ時点でありがとうの気持ちは伝わるかもしれませんが、やはり言葉にして伝えたいもの。
直接手渡しする方法が一番だと思いますが、それもなかなか難しい昨今。日頃お世話になっているお母さまの顔を思いだしながらペンを走らせるのもいいものです。
ちょっとしたマナーにも注意を払いながら、素敵なギフト選びをしてくださいね。

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