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おせちの意味

金柑

  小さくて可愛らしい黄色の金柑は、程よい酸味を残しつつ丸ごとの実を甘露煮にします。ツヤツヤと光り輝く宝石のような見た目は、茶系が多いおせち料理を華やかにし、柑橘系の爽やかな甘さはおせち料理の口直しにぴったりです。金柑は、「金冠」と掛けられていて、黄金のような眩ゆい色と合間って富を象徴しています。名前の中に運を意味する「ん」が入っているので「金運」を上げてくれる食材として食されます。みかんとも異なる独特の風味が癖になる金柑ですが、そのままの形で美味しくいただくために、甘露煮にする際にはヘタを取り、実に縦に切れ込みを入れて種をかき出します。煮終わった後の熱々の金柑は、衝撃に弱く崩れやすいので丁寧に扱いましょう。

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