お中元の渡し方と手渡しのマナーを紹介

お中元の手渡し、ここに気を付けて!

「日頃の感謝の気持ち」をお贈りするお中元。手渡しできるから直接伺おうという方もいるでしょう。伺う日は?何時ごろがベスト?など、今回は「手渡しするときの注意点」についてご紹介します。

先方の都合を伺う

まずお中元をお渡しすると決めたら、できるだけすぐに伺う日にちを決めるため、先方の都合を伺いましょう。電話でも構いませんが、目上の方や特にあらたまった場合、手紙で確認する方が良いでしょう。

ある程度日にちに余裕をもたせ、先方が伺っても困らない日にちを確認します。すでに贈り物を準備したあと日にちの確認をしたら、都合のつく日がお中元の時期を外れていた…ということもあります。その場合はのしの表書きを書き直さなくてはなりません。まずは伺う日にちを確認してから贈り物選びに入る方が無難だと言えます。

伺う時間にも配慮する

一般的に朝は忙しく、お昼時や夕飯の準備に入らなくてはならない夕方以降も避けたいものです。常識的な訪問時間としては、10時〜11時、14時〜16時辺りと言えます。日にちを確認する際併せて伺う時間についても触れておきましょう。

約束を守るのは人づきあいの基本。遅刻はご法度です。トラブルがあっても大丈夫なように、できるだけ時間に余裕をもって伺いましょう。万が一交通事情などでどうしても遅れてしまいそうな場合、電話で事情を説明し、到着しそうなおよその時間を伝えておきましょう。

余裕をもって着いたとしても、10分も20分も早く訪問するのは、先方にも迷惑がかかる可能性があります。先方は確認した時間に合わせて準備しているかもしれません。思いがけず早く到着してしまうと、先方の準備が間になくて慌ててしまうことも。少し時間がある場合は離れた場所で時間を調整し、2〜3分前、早くても5分程度前に訪問する気遣いも必要です。

おもてなしを受けたら

贈り物をもって訪問すると、おもてなしをしてくれる方も多いはず。「感謝の気持ちを込めて贈り物をしたはずが、結構なおもてなしを受けてしまった」といった場合、そのお心遣いは快く受けましょう。大切なのは「丁寧に渡すことを心がける」ことと、「先方との時間を楽しむ」こと。せっかくのおもてなしも「結構です」と手をつけないで帰るのは逆に失礼にあたります。訪問のために準備していただいたおもてなしは、ありがたく受けてください。そして日を改めて感謝の気持ちを手紙にします。先方も「喜んでくれた」ことを嬉しく感じるはず。

一見難しそうに感じる日本の作法ですが、あまり堅苦しくなる必要はありません。念のため作法を覚えておくのがベターではありますが、基本は「感謝の気持ちを伝える」こと。作法を重んじるばかりに表情はこわばり、気持ちをきちんと伝えられなかった、なんてことは荒唐無稽です。いちばんは「相手を思いやる」ことだと覚えておきましょう。
先方との話に花を咲かせ、贈り物以上に価値のあるお中元の訪問にしてくださいね。

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