せき・たん
咳そのものは体の防衛反応なので安易に止めるべきではありません。しかし激しい咳が長く続くと、それだけで体力を激しく消耗します。長期化して体調が悪化したり持病を悪くすることも少なくないので、夜にしっかり眠れるくらいにはコントロールできるようにしましょう。咳やたんを薬で完全に制御するのは難しいと考えた方がいいでしょう。
内服の咳止め・去たん剤
カプセルや錠剤、シロップなど多彩な剤形があります。1日2回タイプなどもあり、ライフスタイルや効果によって使いやすいものを選ぶことができるようになっています。咳止めを使用しても咳が長く続く場合はほかの疾患が潜んでいる可能性があるので、医療機関で診察を受けるようにしてください。
漢方薬の咳止め
風邪に伴う咳とは違うタイプの咳に効果的なものを選びました。「喉に引っかかりがあるような感じ」など、通常の咳止めでは対応できない症状にも効果が期待できます。
トローチ・ドロップ
飲み薬を使うほどではない軽度な場合に使うことが多いトローチやドロップ剤。医薬品のトローチやドロップはメチルエフェドリンなどが入っていて飲み薬と成分が重複する場合があります。飲み薬と一緒に使用する場合は医薬品ではないものを使いましょう。